JBS 中級コース 案1 / 3日間オリエンテーション

AI 駆動開発で
要件定義から CI/CD まで一気通貫

Claude Code を主軸に、社内ヘルプデスクチケット管理 API を題材として、ヒアリングメモから動く本番準備済みコードまでを3日間で構築します。

日程
5/14・5/21・5/28
時間
各13:00〜16:00
形式
オンライン(Zoom)
講師
Givery 安田 光喜
01 / コースの目的

この研修で何を持ち帰るか

既存実装をなぞる研修ではなく、自分の業務で再現できる作り方を持ち帰ってもらうのが目的です。

3日間の到達目標

この研修がカバーしないこと

02 / 3日間の時間割

日程と各日の重心

3日間は成果物を順に引き継ぐ構成です。Day1の設計が粗いと Day2の実装で詰まり、Day2のテストが薄いと Day3の CI で破綻します。

Day日付テーマ主成果物
Day15/14(木)要件・設計要件定義書、ER図、API仕様、シーケンス図
Day25/21(木)実装・テスト動く FastAPI、ユニットテスト+結合テスト
Day35/28(木)Docker・CI/CDdocker-compose、Actions 全ジョブ緑、@claude 自動 PR

各日の時間配分

時間内容所要
13:00〜13:10オリエンと前日の振り返り10分
13:10〜14:15主要セッション 前半65分
14:15〜14:25休憩10分
14:25〜15:50主要セッション 後半85分
15:50〜16:00まとめと翌日への引き継ぎ10分
03 / 題材アプリ

社内ヘルプデスクチケット管理 API

JBS 社内の IT 利用部門と情報システム部門の間で発生するヘルプデスク問い合わせを管理する API を題材にします。

受講者の立場設定

情報システム部門に異動初週の2年目エンジニア

部長から「3日でプロトタイプを動かしてほしい」と依頼を受けたところです。手元には顧客ヒアリングメモだけ。前任者が作った既存システムは動いてはいるものの、雑な箇所が多く、改善余地を含めた現状仕様の把握から始まります。

想定規模

公開デモ環境

Day1開始時にブラウザで触っていただく公開デモが用意されています。

このデモは意図的に改善余地を含む雑な実装です。Day1で観察し、Day2で正しく実装し直します。

04 / ツールスタック

使うツールと役割分担

中級コースは Claude Code を主軸に、補助ツールを組み合わせます。

ツール役割使い所
Claude Code主要 AI エージェント全Day。設計生成、実装、テスト、レビュー
FastAPI 0.115Web フレームワークDay2実装
SQLAlchemy 2.0ORM(async対応)Day2実装
pytest + pytest-asyncio + pytest-covテストDay2-3
ruff + mypyLint と型チェック全Day
Docker / docker-compose環境のコード化Day3
GitHub ActionsCI / CD全Day(緑を維持)
trivyイメージ脆弱性スキャンDay3
VercelサーバレスホスティングDay3発展課題
なぜ Claude Code 主軸か

初級研修で扱った GitHub Copilot が補完中心の支援ツールなのに対し、Claude Code はファイル横断の編集と非同期エージェントが強みです。中級では複数ファイルにまたがる実装やリファクタリングが増えるため、こちらが適しています。

05 / 事前セットアップ

研修開始時に動く状態にしておくもの

下記が全て動く状態で研修に臨んでください。社内承認が必要なものは早めに着手をお願いします。

必須環境

推奨準備

EMU 環境関連の注意

個人 GitHub には push しないでください。clone 先のローカルフォルダ名は 0514-<EMUアカウント名> です。ハンズオンガイド中の 0514-21-28_配布 という表記は読み替えてください。

06 / 進め方の前提

研修中の心構え

3日間を有意義にするための前提を共有します。

手を動かす時間が中心

座学は最小限です。各セッションで Claude Code に指示を出し、生成された成果物を自分の目で読み返し、修正指示を返す、というループを回します。受け身では身につきません。

生成 AI を盲信しない

「動いた = 完成」と扱わない

Claude Code は数値要件を抜かしたり、ヒアリングにない要件を勝手に追加したりします。生成された成果物は必ず自分の目で読み返し、修正指示を出すのが基本動作です。

短く区切って確認する

Claude Code に長い指示を一度に投げるより、短く区切って1ステップずつ確認するほうが出力品質が安定します。「生成 → 読み返し → 修正指示」の往復回数で品質が決まります。

分からなければZoom チャットへ

質問は [Q] を頭に付けて投稿してください。エラーログ全文の貼り付け歓迎です。詰まった方には休憩時間も含めて個別フォローします。1人で5分以上動けなくなったら遠慮なく声を上げてください。

07 / 講師紹介

担当講師

講師 安田光喜 プロフィール

3日間の研修運営

08 / よくある質問

研修前のよくある質問

Q. Claude Code を初めて使います。大丈夫ですか

はい、研修内で操作含めて扱います。事前にインストールとログインだけ済ませておけば、コマンド操作は Day1開始時に講師が画面共有で実演します。

Q. Python の経験が浅いです

FastAPI と SQLAlchemy は研修内で必要な範囲を扱います。型ヒントや async/await の基礎は事前に Python 公式ドキュメントで予習しておくとスムーズです。実装は Claude Code が補助するので、構文を覚えていなくても進められます。

Q. Day1を欠席した場合は

Day1で作るべき設計書の完成版を講師から共有します。Day2開始時に docs/ 配下に配置すれば追いつけます。Day1の録画は研修後に共有されるので、それも合わせて視聴してください。

Q. Docker Desktop が会社で使えません

Day3では Docker Desktop が前提ですが、Rancher Desktop や Colima などの代替でも基本的に動きます。ライセンス上の問題がなければそちらで進めてください。どうしても用意できない場合は、Day3講師実演の視聴のみでも構いません。

Q. Vercel アカウントが作れません

Day3の Vercel デプロイは発展課題なので必須ではありません。Vercel が作れない場合は CI が緑になる時点までを必須到達点としてください。

Q. 研修後にコードを業務利用してもよいか

受講者個人の業務利用、所属部門内での共有は可能です。社外配布や商用利用は事前に Givery への連絡が必要です。生成された AI コードの社内利用ガイドラインは各部門の方針に従ってください。